BIPV

建材一体型太陽光発電(BIPV)パネル

概要

ビル屋上、住宅の屋根に設置する既存太陽光パネルの時代に終焉をもたらすBIPV(Building Integrated Photovoltanics)パネルは世界中で注目され需要が急速に伸びています。ビルや大型商業施設(コンベンション・センターなど)から、工場、病院、国の施設、公共施設や一般戸建て住居まで、屋根に無理やり乗せるのではなく、建造物全体で発電するための素材です。10%~30%の可視性を持たすことができるため、ガラスとして建造物に組み込むことが出来ます。

特徴
  • 10%~30%透過性(可視性)
  • 建造物のガラス面、壁面、屋上に設置、組込、素材としての利用可
  • 建造物全体での太陽光発電
  • 低価格
  • 発電効率※
 ※国産・最先端PVパネルと平米当りの発電量を比較すると決して高効率とは言えませんが、パネル設置していない箇所での発電が出来るため、ビル1棟での発電量で比較すると数十倍もの発電量となります
用途

● BIPVパネル

bipv room glass bipv building glass

透明度があるため、家屋の窓ガラスや、ビルのガラス壁面に利用できます。

● 既存・従来型PVパネル

bipv general usage

不透明の通常太陽光パネルとしても利用できます。

仕様

基本モデルは以下4種類を用意しています。各モデルの断面図と仕様を以下に示します。

basic modelsandwich modeldouble pane model triple pane model

 tco glass TCOガラス

 tempered glass 強化ガラス

 

仕様項目 ガラスモデル
基本モデル 合せガラスモデル 二層ガラスモデル 三層ガラスモデル
可視光透過率(%) < 1  < 1  < 1  < 1 
紫外線透過率(%) < 1  < 1  < 1  < 1 
太陽光吸収率(%) 80 72 80 80
熱交換率(%) 26 22 14 14
相対熱ゲイン(W/㎡) 229 201 124 124
冬季夜間U係数(W/㎡・K) 5.7 5.1 2.67 2.67
夏季日中U係数(W/㎡・K) 5.15 4.64 2.81 2.81
遮蔽係数 0.3 0.27 0.16 0.16
ガラスサイズ(m) 1.1 x 1.4 1.1 x 1.4 1.1 x 1.4 1.1 x 1.4
最大出力(W) 100 91 100 100

平米当たり年間発電エネルギー

(kWh)調査地、岩手県同緯度

68.5 60.5 68.5 68.5

平米当たり年間削減エネルギー

(kWh)調査地、岩手県同緯度

59.5 64 278.8 281

 

導入支援

建材一体型太陽光ガラスパネルのみの販売を行っています。また、接続盤、パワーコンディショナー、分電盤、電力量計、配線、施工も行っておりますので、詳細は当社営業部門へお問い合わせください。 info@emcube.co.jp